【ニューヨーク時事】24日午前の米株式市場は、南欧諸国の財政懸念や市場予想を下回った米経済指標が嫌気され、小反落している。午前10時05分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比24．04ドル安の1万0864．79ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が11．43ポイント安の2403．81。
　格付け大手のフィッチ?レーティングスはこの日、ポルトガルの国債格付けを「AA」から「AAマイナス」に1段階引き下げたと発表した。財政赤字の拡大が理由で、今後の財政状況次第では、さらなる格下げもある得ると警告。これを受けて、ポルトガルを含む南欧諸国の財政懸念が再燃、世界的な経済成長の足かせとなるとの見方から、売りが先行している。
　米商務省がこの日の朝方発表した2月の耐久財受注額は前月比0．5％増と、3カ月連続のプラスとなった。ただ、市場予想平均の0．7％増（ロイター通信調べ）を下回ったために嫌気され、下押し要因となっている。また、2月の新築一戸建て住宅販売件数は前月比2．2％減の30万8000戸と、4カ月連続の減少となった。このほか、前日の急伸を受けた利食い売りも相場を圧迫している。
　個別銘柄では、米画像?電子文書ソフトメーカーのアドビ?システムズと住宅建設大手のレナーは前日発表された決算をはやして大幅高となっている。米バイオ医薬品メーカージ UGG
ェンザイムは4％安と売り込まれている。スターバックス、イーベイは小幅安。（了）

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引用元:函館市歯科の総合情報サイト